ココボロだとか好きだとか

大学院生による独り言と備忘録

Strawberry Switchblade、Since yesterday の和訳

ストロベリー・スウィッチブレイド のSince yesterday の和訳です。

ポルカドットと言えば彼女らですね。

カラフルな大柄ドットにロリータファッション。1980年代に活躍したイギリス出身の彼女らですが、私が思うに日本の"Kawaii"文化の走りは彼女ら二人だったと思うのです。

まあそんなことはどうでもよくて、いろいろ好きな曲がありますが、やはり一番は代表曲である「二人のイエスタデイ」ことSince yesterdayですね。

この曲は惰性で付き合っている二人の別れ話的な曲ですが、ロリータファッションも相まってなかなか個性的な作品に出来上がっています。PVを見ていただければ魅力が分かると思いますので、ぜひ調べてみてください

 

以下和訳

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ただ眼を閉じて、そして思い出してみて

あなたが今まで目を背けていた考えを。

明日になったらきっと、あなたは

昨日の思い出を懐かしむはず ※1

 

そして私たちはここに二人だけで座って

続けていくための理由を探している ※2

それではっきりとわかるの、私たちに今残っているのは

昨日までの想いだけしかないってね ※3

 

私たちが終わった後にも、まだあなたがここに居続けるのなら

怖いけど、私が言わなければならないんでしょう

これまでのあなたは

昨日きりで終わってしまったって ※4

 

ああ、きっとこれは終わりの合図で

もう私達には何も残っていないの

あなたに言えなかったたくさんの望みもあるけれど

もうこれからは願うことはしないわ ※5

 

※1 when tomorrow comes you'll wish, you had today の訳。「明日が来たら今日のことを願うでしょう」ってのが直訳ですかね。あまり日本語的には自然な表現ではないのでこの訳にしました。

 

※2 Looking for a reason to go on. 続ける理由を探すって意味ですが、まあ歌詞を見る限りは付き合い続ける理由ってところですかね。

 

※3 It's so clear that all we have now, are our thounght yesterday. が元文ですが、私たちが今持っているものは、昨日の考えだけ。ってのが直訳ですが、まあ感覚的には惰性で付き合っているだけの私たちはもう別れようよって感じですかね。

 

※4 この節は、懐古厨の彼氏がいつまでも引きずってるから、もうやめようって言わなきゃいけないわって感じのお話ですね。

 

※5 最終節の最後2文は、a handred wishes couldn't say, I don't want to. の訳です。願っていない、かつて言えなかった1000個の願い。って感じですが、意味的には付き合っていた時には言えなかったこまごました想いがあったけど、もういいわ。って感じですかね。

 

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以上

 

Stroeberry Swichblade、イチゴの飛び出しナイフって名前からもう素敵で、PVも二人のファッションも歌詞も音楽もすべて魅力的なミュージシャンです。ぜひいくつか聞いてみてください。

 

 

以前twitterか何かで話したことですが、好きな洋楽の曲を5つ挙げるなら必ず入るのがこの曲。

since yesterday, will you still love me tomorrow, it's only a paper moon, more than words, time after time の5つでしょうか。全部が全部ラブソングなことに若干の失望を感じつつ、得恋・失恋のバランスは取れていることに安心。

 

この曲は特に思い入れが深い、ってわけではなくてただ単に好きな曲。初めて聞いたのがいつか覚えていないし、いつ好きになったかも定かではない。けれども曲で歌われているこんな感情は確かに覚えがあって、特段別れるような理由はないと思っているんだけれど、続けていく理由ももうなくなってしまった、なんとなく疲れた、みたいな経験。いわゆる倦怠期の激しいもので、1年くらい経つとちょっとこうなりがちだよねってくらい。

 

将来。こんな言葉は基本的に嫌いで、あの文豪が「将来に対するただぼんやりとした不安......」と書き遺したせいで私もこんな陰鬱な日々を生きているのだといつも思っている。恋愛に関しても同じで、山下が書いた「こんな小さな石で、未来まで売り渡す君が悲しい」という歌詞には共感しかなく、将来の約束というものがそもそもあまり好きではないのです。

この曲では、将来に期待があるから付き合うのであって、過去の思いでしかなくなってしまった今にもう意味はないよねというスタンスだから、私にとっては結構好きな考え方です。私が単にこじらせているからかもしれませんが、あまりに不確かな将来までも含めての"契約"なんてことはなんとなく不正である気がするのです。結局都合がよいから一緒にいるというのが根本的な私の思いで、あまり不確実な将来までの契約には却って不誠実を感じてしまうのです。

 

だんだん何の話かわからなくなってきましたが、いつもこんな感じ。このブログでは雑感を書き綴るか日記を書くか、あるいはこんな感じで和訳した歌詞にあれこれ連想ゲームを続けて感想を書き殴ったりしています。