ココボロだとか好きだとか

大学院生による独り言と備忘録

自選記事6稿

ありがたいことに「きょうのはてなブログ」に拙作を取り上げて頂いた。

が、不満だ。こんなことを言うのもなんだが、あんな適当に書き綴った文章を他人に読ませるなんて我ながら読者に対するリスペクトが欠けているだろう。

私はこのブログを独り言/備忘録のように捉えていることもあり、記事の中には力を入れて書いたので是非読んで欲しいものや思いのほか筆が載って面白くかけたと思うものがあると同時に、適当に書いて思考の記録として残しておこう程度のものもある。

そして、今回取り上げて頂いた「きままに」なんてのは、適当に書いたものの筆頭である。当該記事の冒頭でも書いた通り、この頃は作業に追われつつ、結局ブログの一記事も書けていなかった。さすがにひと月に一度くらいは更新しておこうと思い、気ままに書いて投稿したのがアレだ。我ながら酷い。

そこで今回は、140ほどあるこのブログの記事の内、個人的に気に入っているものや比較的人気な物、よく書けたものなどをいくつか紹介することとしたい。

 

1. 焼き直しの文章について_私がブログを書く理由

これは結構お気に入りかつ、よく書けたと思っている記事の一つだ。

冒頭では衒学的にウォルター・ペイターの文章を引用しつつ、後半では私の"文章"に対する価値観を端的にまとめることができている。本ブログは独り言、備忘録ではあるものの、なぜわざわざ公開しているのかという部分がこの記事に表現できているだろう。

 

 

2.芸術についての雑考&土偶と現代芸術と

同時に二つの紹介をしよう。この二つでは芸術が主題であり片方は芸術の根幹となると私が思う考えを、もう一方では現代芸術に対する考えを書いている。こういった文章は何かしらきっかけがあるもので、芸術についての雑考はアーティゾン美術館の開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」をきっかけ、後者は山梨県立美術館の「縄文―JOMON―展」をきっかけとして書いたものだ。

この二つは気に入っているというよりも、よく書けているという印象が強い。本ブログでは時折芸術論を語り出すので、前提として読んでいただけると幸いである。

 

 

3.小沢健二の『愛し愛されて生きるのさ』の詞から眺める、Laura day romance の『olive drive』

皆さんは好きなバンド/ミュージシャン入るだろうか。私は所謂渋谷系の系譜が特に好きなのであるが、令和の現在においてはもうあまり強いムーブメントでないのは間違いないだろう。そんな渋谷系の王子と言えば小沢健二、書くいう私もフリッパーズから彼のソロまで、いくつも好きな楽曲がある。

そしてもう一つ、好きなバンド/ミュージシャンを挙げるのならば、Laura day romanceは外せない。きっかけはランダム再生だったのだが、彼(女)らの織り成す世界観に度肝を抜かれた。それが二年ほど前の話で、以来強い影響を受けている。

そんなミュージシャンとバンドの楽曲二つについて語ったのがこの記事である。これは面白いとかよく書けたとかお気に入りとかですらないのだが、とにかく好きなものについて語りつくした記事として紹介しておこう。

 

 

4.冷凍みかんと昆虫食と太陽光と

これは少しまじめな話。研究内容である「専門家と世間とのコミュニケーション」についての私のスタンスを書いた記事である。結局は確率論、リスクアセスメントとリスク認知の齟齬が主な関心事項であり、科学第一主義への批判が主題である。それなりにちゃんと書いた記事なのでお読みいただけるとありがたい。

 

 

5. No buses / Alpena 和訳

このブログでは英語歌詞の楽曲の和訳を時折行っている。アクセスランキングを見る限り、なぜかStrawberry SwitchbladeのSince Yesterdayの記事が一番人気で、No busesもいくつか和訳をしていてそこそこアクセスがある。

最近の和訳記事には、引用と言い張るために長々とお気持ちを書き綴っているのだが、その部分がよく書けているのがこのAlpenaの和訳についてだ。

本ブログのもう一面としてお読みいただけると幸いである。

 

 

以上

今回はこの6記事を紹介して終わりにしよう。クオリティはまちまちであるが、少なくとも「気ままに」よりかはしっかりとしているはずなので、ちょっとのぞいてもらえると嬉しい限りだ。