今更購入した。
Hender Schimaといえばグラスコード。グラスコードと言えばHender Schima。
グラスコードなんて何年前の流行りだろうか。いや、そもそも流行らなかった気もする。でもどうしても欲しかったのだ。
以前、華やかな場での事、友人は割としっかりとしたスーツにシルバーのコードを垂らしていた。それ以来、私の中ではグラスコードに対する憧れが巣くっていた。
ちなみに背景にある布地は先日購入したリネンのバスタオルである。リネン。一番好きな服地だ。ベッドリネン類(紛らわしいがベッドシーツ等の布地の意)もリネンを好んで使っている。ひんやりとした肌当たりにざらりと硬い触感、吸湿性と速乾性に富んでおり、どの季節でも快適さを損なわない。
この夏には半月ほど外泊の予定があるため、機能性に富んだバスタオルを用意しておこうと思い購入に至ったのだ。
グラスコードについて、革のブランドだけあってよくできている。細かく美しく作るというよりも、さっぱりとした、整った、という印象である。首に沿うようにゆったりと曲がったレザーは、銀面が首側、床面は背後側になるように作られており、このロゴは床面に入っている。床に入れるにしてはずいぶん綺麗なロゴの入り方である。
重要なコード部分である革ひもはしっかりと主張があるほど太く、滑らかにまとめられている。
お洒落なグラスコードを探した時、間違いなく挙げられるのがこの商品だろう。グラスコードの流行り(実際はさほど流行らなかったが)を作ったのはおそらくこのブランドで、これまでのグラスコードに対する印象を大幅に塗り替えた、転換点と言える商品である。
もう夏も終わるが、この期間はどうしても小物が必要だ。レザーの質感、存在が、ちょっと変わった雰囲気をもたらしてくれるとそう信じている。
あとは飲み会後、私はどうしてもその小物たちを取っ払ってしまいたくなる。そういった時は、毎日寝るときとシャワーの時以外身に着けているメガネですら外したい。しかし、鞄が小さいからメガネケースなんて持ち歩かないし、そのままポケットなんて入れられない。だからこそのグラスコードだ。
メタルチェーンを辞めたのは控えめな理由で、普段使う日本のメガネの内、片方がゴールドカラーのメタルグラスなので、それに引っ張られてしまうことが嫌だったからである。そしてレザーは黒。もちろん生成りにも惹かれたが、普段使う鞄や時計の都合上、黒以外の選択肢はなかった。
また数か月でも使ったら、追記をしたいと考えている。