ココボロだとか好きだとか

大学院生による独り言と備忘録

スクーリングの感想

通信大学の話。

 

ここ数日は通信大学の科目履修生として生きていた。

そう、夏季スクーリングである。通信大学という名称ながらそのほとんどはスクーリングが必須であり、結局のところ卒業までにいくらかは大学に通わなければならない(スクーリングがない大学、免除になり得る大学もあるらしいが......)。

以前も話したが、私は法学士を目指している。しかし、本職(?)は大学院生であり、二重学籍はできない(所属大学院に問い合わせたら本科生はダメらしい)、かといって社会人になったらスクーリングなんて行く余裕なくなるし......ということで、わざわざ10万くらい課金して科目等履修生になった、この単位は、後に正課生として入学すると認められる(かもしれない)らしい。15単位のスクーリングが必須なのだが、うち10単位はメディア科目、いわゆるオンデマンド型の授業で代替できるらしい。

ということで、社会人になったら自宅のみ(通信授業は試験のみ対面、最大年4回、計8日)で履修が完了できるように、今の内からスクーリングを中心に履修をしているのだ。

 

そんな背景もあり、ここ6日間はずっと授業を受けっぱなしであった。学部2年からコロナ渦に突入した私にとって、しっかりと一日中、しかも一週間連続で講義を受け続けるというのは久しぶりで、自らの体力の衰えを強く実感した日々であった。

そもそも、毎朝5時に起きて朝食とお弁当を作り、満員電車に揺られて通学という時点できつい。授業は9時から始まり午前2コマ、午後2コマで終わる頃には17時半に至る。そっから帰宅して19時、風呂や夕食を終えるころには21時を回ってしまっている。そんな中で、やれあの仕事が残ってるとか、大学院の課題、研究の締め切りをちょっとずつこなすだけでも結構時間がかかり、ほんのちょっと寝不足に陥っている気がしなくもない。やっぱり8時間は寝たいよね。

こんな泣き言を言っているが、社会人の皆は普段こんな生活をしているのかと思うと改めて大学院生(しかもコアタイムなし)の"甘さ"を実感する。まあ俺の方がつらいって言い合うよりも、お互いもっといい環境に生きられるようにしたいよねっていう方が多少は建設的な気もする。

 

そんなこんな言っているが、来週もまだスクーリングだ。正直なところ、今日受けた試験(スクーリングの各科目の最終日には筆記試験がある)は落単もあり得るくらいに出来が悪く(時間が足りず)、ちょっと心配である。まあ、科目等履修生のころの単位は本科生のGPAに加算されないし、最悪落としてもメディアが10単位までなので、残り6単位を落とさなければ耐えるか。

通信課程だとなんだかんだ言っても、十分にしっかりとした重い大学の講義で、これまで理系として生きてきた私にとっては、社会・人文科学の儀礼というものが分からなず、講義も試験もなかなか厳しい手ごたえであった。入学前やレポート提出までは、「通信大学なんて計画通りに簡単に卒業できるだろう、我大学院生ぞ」と思っていたが、ここにきて、最低所属期間の2年半(しかも私の場合は+1年科目等履修生)とは言わず、しっかり3年以上はかかるんじゃないかもしれないと思い始めた。今からでも履修計画くらい練りなおしておこう。