ココボロだとか好きだとか

大学院生による独り言と備忘録

KonicaⅡB-mの購入

KonicaⅡB-mを購入しました。

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KonicaⅡB-m引き

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KonicaⅡB-m寄り


つい先週まではMinolta Hi-matic AFが欲しいとかKonica AUTOLexが欲しいとか言っていたのに、購入したのはKonica ⅡB-mです。

 

まあデザインですよね。個人的にはコンパクトカメラに非常に機械的な魅力を感じるのですが、その中でも1950年周辺で作成されたコニカのカメラは非常に高度なデザイン性がとびぬけているように見えます。しかも機械好き(私は特段機械好きではありませんが)は機能美に魅せられることが多いと思いますが、本当に良い。ダブルヘリコイド式でのレンズ稼働や絞り・シャッタースピード調整のダイヤル、フィルム巻き上げやシャッターボタン無駄な機能はなく、必要十分な機能が非常に美しくまとめられており、とにかく綺麗。

このKonicaⅡB-mはコニカ2型カメラと呼ばれる部類のカメラですが、2型があるなら当然1型、3型も存在します。1型は本当に昔のカメラっぽく、レンズと軍艦部、底部以外は金属が露出しておらず、前後一面張革で覆われているどこか優しいデザイン。3型は直線を多用したThe Classic Cameraというような凛とした格好いいデザインです。

 

その間に存在する2型カメラはⅡ(無印)、ⅡB、ⅡB-mと種類がありますが、みんな曲線を用いたデザインとなっています。(本当は型式以外にもレンズがHexarもしくはHexanon、シャッターがKonicarapidもしくはSeikoshaなどのマイナーチェンジがいくつかあるようです)

私のモノはⅡB-mでHexarレンズ、Seikoshaのシャッターです。そこまで詳しくないので、どのレンズがどうとか、シャッターが何とかは知りませんが、まあそんな感じ。

 

 

ちなみに、向かって右側が金色になっているのはメッキがはがれて真鍮が露出しているからです。というのも、ジャンク品で購入したもので状態が悪く、特にこの向かって右側の側面はサビだらけでした。

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購入時の様子1

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購入時の様子2

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購入時の様子3

見ていただいてもわかるように側面が一番ひどい。軍艦部、底部もそこそこ汚れていますが、サビてはいないって感じですね。

状態を確認して写真を撮ってからはまず、無水エタノールと綿棒、つまようじ、ウエスをつかって大きな汚れ落としを行いました。軍艦部や底部はそれだけでそこそこ汚れが落ちました。その後ピカールを使って磨き上げたという感じです。

しかし側面はどうしてもサビが落ちず、仕方ないので金属やすりで削り落とし、紙やすり(100→200→600→1000)で簡単に磨き、ピカールで仕上げをしました。まあ当たり前と言っちゃ当たり前ですが側面のメッキははげてしまい真鍮が露出することとなりました。そしてその側面部やその付近の張革も少しはがれてしまっています。

が、サビばっかりよりは金色に光ってる方がまだましなので、そこそこ満足です。

張革くらいは素人でも張り直せそうなので、それくらいはもうちょっと見た目を整えるためにやっておきたいです。

 

かれこれ長く見た目について語ってきましたが、次は機能について。といってもまだ現像には出していないので、本当に大丈夫かどうかはわかってません。

一応シャッタースピードは調整できている(表示通りの速度が出ているかは不明)、巻き上げやシャッターボタン、レンズも問題ありません。昨日27枚撮りのフィルムを使って試し撮りを行ってきたのですが、撮ってる感じとしては全く問題はなかったです。

あとは現像に出したものが返ってきてどうなるかといったところでしょうか。

購入は送料込みで2,000程度、の割にはずいぶんきれいになりましたし、ちゃんと動いているのでいい買い物ができたと思います。こうなると1型や3型もそろえたくなってしまうのですが、どんどんほしいカメラが増えていきますね......